【2026年版】都道府県別・勤務医の給与ランキング|一次データで見る医師の年収

医師の給与は働く場所で大きく変わります。そして、最も高いのは東京ではありません。 この記事は、2026年3月に公表された賃金構造基本統計調査(賃金センサス)の最新データから、47都道府県の常勤勤務医の給与をランキングにしたものです。東京は47都道府県のなかで29位で、全国平均を下回っています。

この記事で扱うのは、病院や診療所に雇われている常勤勤務医の給与です。 開業医の事業所得も、非常勤スポットバイトの時給や歩合も、自費クリニックのインセンティブも含みません。都市部の医師が開業や自費バイトで得る収入は、この数字には表れないという点を踏まえて読んでください。データは2026年3月24日に公表された令和7年(2025年)調査で、企業規模計10人以上・産業計・男女計の集計です。

執筆者プロフィール

太田 旭

株式会社eggside 代表取締役。医学生。自由診療のための医師向けメディア「doctorside」を運営しつつ、LP制作、Google広告運用、SNS運用代行など、クリニック・歯科医院を中心としたマーケティング支援に従事しています。

都道府県別・勤務医の給与ランキング【2026年版】

推定年収の高い順に並べました。推定年収は月額の現金給与を12か月分にして年間賞与を足したもの、参考時給は推定年収を年間の総実労働時間で割った当サイト独自の試算です。

順位都道府県推定年収(万円)参考時給(円)平均年齢
1岩手2,1079,97755.8
2埼玉1,8979,46549.0
3鹿児島1,8869,52449.7
4徳島1,8327,71248.4
5山形1,7678,04645.2
6神奈川1,7459,44545.4
7青森1,7177,95146.4
8広島1,7117,38947.1
9大分1,7008,14250.3
10新潟1,6947,51149.8
11北海道1,6247,82147.0
12島根1,6007,28750.8
13山梨1,5887,47547.7
14静岡1,5817,15941.2
15福島1,5737,24146.0
16群馬1,5677,25547.1
17山口1,5656,79145.7
18宮城1,5426,76143.3
全国1,5127,12045.7
19千葉1,5127,16042.6
20富山1,4957,15943.2
21滋賀1,4736,74644.4
22秋田1,4677,23243.6
23高知1,4647,05051.4
24福岡1,4556,41647.1
25熊本1,4446,76046.3
26京都1,4416,63645.7
27大阪1,4366,26543.8
28愛媛1,4286,13548.9
29東京1,4196,87545.5
30愛知1,4146,50945.5
31茨城1,4096,56045.0
32香川1,4016,41445.5
33奈良1,4006,94650.2
34岐阜1,3755,90541.9
35鳥取1,3636,68253.5
36三重1,3356,04845.7
37栃木1,3246,41346.8
38宮崎1,3246,52950.1
39佐賀1,3106,06541.1
40兵庫1,3076,52050.7
41長野1,3025,56243.5
42長崎1,2976,14342.9
43岡山1,2755,86945.1
44福井1,2415,41540.9
45沖縄1,2135,84145.0
46石川1,1435,03844.2
47和歌山9724,19839.5

医師の年収が高い都道府県・低い都道府県の傾向

1位の岩手は、勤務医の平均年齢が高い県です。 岩手の勤務医は平均55.8歳・平均勤続12.2年で、全国の45.7歳・7.8年より10歳ほど上です。医師の給与は一般に年齢や勤続年数と相関するため、平均年齢が高い岩手では、その分だけ平均年収も高く出ていると推測されます。岩手の医師が特に高給というより、集計対象の年齢構成が反映されている可能性があります。ランキングは、それぞれの県がどんな年齢層の平均なのかも合わせて読んでいただければ幸いです。

東京は29位、大阪は27位、愛知は30位と、都市圏の都道府県はいずれも全国平均前後でした。都市部は勤務医の基本給そのものは高くなく、開業や自費バイト、非常勤の掛け持ちで実際の収入に差がつきます。その掛け持ち分はこの統計に入らないので、都市部の順位は低めに出ます。逆に地方で常勤給与が高いのは、医師が集まりにくい地域ほど、確保のために給与を高く設定しているためと考えられます。

また、愛媛・山梨・和歌山・福井は、集計対象の医師数が数百人と少なく、標本数が不十分な可能性があります。十分なデータ数が集まった場合、順位が入れ替わる可能性があることにご留意ください。

医師のバイト時給はこのランキングには含まれない

冒頭で触れたとおり、このデータは常勤勤務医の給与で、非常勤スポットの時給ではありません。参考時給の欄も、常勤の年収を年間労働時間で割った換算値で、スポットバイトの実際の時給とは水準が違います。

実際の非常勤やスポットの時給は、勤務地や診療科、時間帯によって求人ごとに決まります。常勤の年収相場を押さえたうえで、具体的な時給や条件は個別の求人で確認するのが確実です。

診療科別・働き方別に、年収を労働時間で割って時給に換算した記事もあります。→ 関連記事:【医師の年収ランキング】医師の診療科・働き方別に時給換算で計算してみた

参考文献

  • 厚生労働省「賃金構造基本統計調査 令和7年(2025年)調査 一般労働者 都道府県別第3表(職種特掲・産業計)」(統計表ファイルID 000040421195から000040421198、2026年3月24日公表). https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tclass=000001229518&cycle=0
  • 厚生労働省「賃金構造基本統計調査 令和7年 結果の概況」(2026年3月24日公表). https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/index.html

参考時給は当サイトが推定年収を年間総実労働時間で割って試算した値です。

この記事の監修者

太田 旭

株式会社eggside 代表取締役。医学生。
自由診療のための医師向けメディア「doctorside」を運営したり、クリニック集患支援を行っている。